出版日期:2020-06-01 00:00:00
著者:徐佩伶
著錄名稱、卷期、頁數:日本学刊 23,頁1-12
摘要:本稿は、日本語における「…と…(と)」等位接続構造について考察を行うもので
ある。「と」によって連結される等位句には二種類の形式が見られ、「…と…と」の
ような、最後の等位項の後に「と」をつける形式と、「…と…」のような最後の等位
項の後に「と」をつけない形式である。先行研究の多くではその両形式が同じ基底
構造をもつと仮定され、最後の等位項の後に現れる「と」が音韻的な重複として捉え
られている(Vermeulen 2008)。本稿では、その「音韻的な重複」である「と」の実現
について考察し、「…と…と」形式と「…と…」形式における等位項の統語的な特徴
を調べる。数量詞・計量詞、そして時間副詞等が等位項に生起する際に「と」等位接
続句として文の容認度が異なるという事実を提示し、統語的な観点から両形式の構造
を論じる。
關鍵字:「と」等位接続詞;統語構造;数量詞/計量詞;動詞句
語言:jp
ISSN:1727-7183
期刊性質:國外
審稿制度:是
國別:HKG
出版型式:電子版,紙本