出版日期:2017-06-30 00:00:00
作品名稱(其他語言):生態批評主義論述下的有吉佐和子《複合汙染》閱讀風貌
著者:曾秋桂
著錄名稱、卷期、頁數:『台湾日本語文学報』41号P49-66
摘要:「ストーリー‧テラー」と評された有吉佐和子の『複合汚染』(初出1974-1975『朝日新聞』、単行本上下1975)は、ややともすれば、「構成の破綻」、「型破りの小説」の悪評を受けている。今回、コクリティシズムの根幹を為す「環境思想における人間中心主義から環境中心主義への転移」、「人間中心主義の解体と環境中心主義」の観点から、『複合汚染』を読解した結果、大自然との調和、酷使する農薬による環境の複合的汚染をめぐる作家有吉佐和子の文学的関心と実践の軌跡の一端が明らかになった。ここから逆に考えると、「選挙」、「環境汚染」、「消費者運動」の三要素が絡む公害問題は、エコクリティシズムの視点によってこそ問題の重大さを認識できるという共通点によって、分裂していると言われた前半と後半を緊密に連結させており、後半の大自然との調和への大事な主張へと繋がっていくという構造をより明確に見出すことが出来た。これこそ、『複合汚染』の読みにエコクリティシズムの導入の必要性を裏付ける有力な証明だと言えよう。
關鍵字:エコクリティシズム;有吉佐和子;『複合汚染』;読み;必要性;生態批評主義;有吉佐和子;《複合汙染》;閱讀;不可或缺必要性
語言:jp
期刊性質:國內
審稿制度:否
國別:TWN
出版型式:電子版,紙本