出版日期:2015-12-30 00:00:00
作品名稱(其他語言):探討移動中的「日本」 ──從和製漢語到台灣所使用的日本借用語──
著者:林寄雯
著錄名稱、卷期、頁數:淡江日本論叢 32 ,頁117 - 138
摘要:翻訳語の魅力は「新しく知る難解な高級そうな言葉」(柳父章)であるところにある。魯迅は「硬訳」の訳し方を掲げ、原文の表現を取り入れることによって中国語の語彙を豊富にする方法を唱えた。また、谷崎潤一郎は元来外国語である漢語が「純粋の大和言葉よりはエキゾチックな感じを出し易く、何となくハイカラに聞こえる」(文章読本)と述べ、明治初年日本が西欧語といった異質の体系の言葉と直面したときの実態を述懐した。今回のシンポジウムのテーマである移動の中の「日本」を筆者なりに日本語また日本文化を受容する過程に焦点をしぼりたいものである。目標文化が異質なテキストによって豊かになるプロセスである。
本論は日本によって作られた和製漢語の中国への逆輸入から近年台湾における日本語を多量に借用する現象までに関して考察するものである。多文化コミュニケーション能力を育むことが重要視されつつある昨今、漢字を共通項としている台湾、日本、そして中国大陸との翻訳を通しての新たな相互理解が期待される。
關鍵字:翻訳語;和製漢語;台湾語;借用語;語彙
語言:jp
ISSN:2075-356X
期刊性質:國內
審稿制度:是
國別:TWN
出版型式:紙本